こんにちは。ミライボのさいとうです。
ある日、未来防災課の事務所に来た時の事。
『おはようございま~す』
『おは・・・、え?』
(だ、誰だこいつ・・・?)
え? 指令??
「斉藤は3日間、乾パンしか食べちゃだめね」
・・・。
『は? カンパンしか??』
『それより、お前誰?』
「非常食と言えばカンパンだろっ!? 被災した時にカンパンしか用意してなかったらどうなるか、ググっても分からないからさいとうチャレンジな。このタワケがっ!」
と、笑ってはいけないの田中タイキックばりに理不尽な要求で、僕とカンパンの3日間はスタートしました。
カンパン生活 ルール説明
- 食事は全てカンパン
- 飲み物は水 但し、仕事の打ち合わせで出された飲み物や出かけ先に飲食店に入った時の注文は可とする
可とするじゃねーよ! 当たり前だろ!
防災の研修なんかに参加すると、非常食にカンパンじゃダメだという講師がいるんです。理由は不味いからだって。被災後にお腹を満たすだけのものは食えない。心が満たされるものをちゃんと用意するべきという事らしい。
カンパンだけで心が満たされないのは想像すればわかるようなもんだけど、うだうだ言っても指令なので仕方ない。やりましょう。
【カンパン生活 1日目】
さて、初日。
黄金色に輝くカンパンを一口。
・・・。
・・・。
うまっ。
美味いじゃん。
全然、不味くない。
思い出したけどこんな味だったよね。不味くない。
防災講演をする講師たちは、本当にカンパン食べた事あるのかな?
イケる。これはイケる!
と、思った瞬間に手が止まる。
持ってかれたぁ・・・。
アルフォンソ・エルリックの身体のごとく、口の中の水分がどこか消えてしまった。
み、みずぅ・・・。
ぷっはぁーー。水、完飲。
カンパンより、水が進む。
水があれば、カンパンは美味しい。でも、災害時には水が無い。
いきなり非常食に向かないじゃん。そんな事が分かった朝食。
カンパンは食べると美味しいんだけど、そんなに何個も食べられない。
1粒で十分って感じ。
だから、結構すぐにお腹が空く。意外と腹持ちしないのかな? とも思うけど、そりゃ、あんな1粒じゃ持つ訳ないよね。仙豆じゃあるまいし。
昼は、そんな感じでダラダラと食べちゃいました。
夜になって、ようやくいっぺんに食べられる量が増えた。
身体がカンパンに順応してきたみたい。
1日目を終えて
- カンパンは思っていたより美味しい
- 意外と飽きない
- 痩せた感覚になる
- 夜になると少し頭がふらつく
- 足元も少しふらつく
- 20時過ぎから、頭がクリアになっている気がした
- 深夜は、注意力が散漫に
- 普段何気なく出来る事が、正確に出来ない
こんな状況で3日間やり通せるのか?
2日目以降へつづく
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