Now Loading

2019.07.19 目黒区の碑小学校に避難所運営協議会を立ち上げよう!【第4章】~意見交換会の開催~

こんにちは。地元、目黒区の町会で防災部の部長をしている、未来防災課の斎藤です。

さて、昨年より進めている、避難所運営協議会の立ち上げですが、やっとこさ目に見える進展がありました。ようやく、避難所運営協議会発足の足掛かりとなる、意見交換会を開くまでこぎ付けることができたのです。

今回は、意見交換会開催までの流れと、その会の内容について共有したいと思います。

▼目次

  1. 意見交換会開催までの流れ
  2. 意見交換会の参加者
  3. 意見交換会の内容
  4. 今回の感想
  5. 避難所運営協議会を立ち上げるまでの手順(まとめ)

1.意見交換会開催までの流れ

避難所運営協議会の発足に向けて、1番の課題は、協議会に参加してくれる20名を探すことでした。

町会の役員になって5年程度の私では、近隣の町会の役員さん、小学校のPTA、その他さまざまな団体に顔が利きません。

顔が利かないからと言って、声を掛けない訳にもいかず、どのように避難所運営協議会発足の意向を伝えればいいか思案した結果、がっつり自治体の協力を得ようという考えに至りました。

ということで、目黒区防災課の職員さんと早速打ち合わせをすることに。

防災課も協議会の発足には前向きで、「近隣の町会さんなど関係各所には私が連絡を入れますので、意見交換会という形でまずは一度集まりましょう!」と提案してくださいました。(イラストほどキメ顔ではなかったです)

そんな打ち合わせから3か月、遂に意見交換会が行われました。(3か月もの時間がかかったのは、区議会議員選挙があったから。区議会議員さんって、町会役員に所属しがちなので)

2.意見交換会の参加者

当日参加した面々は、

  • 目黒区防災課 2名
  • 南部地区サービス事務所 2名
  • 碑(イシブミ)小学校 教員1名
  • 目黒第7中学校 教員1名
  • 碑住区住民会議 2名
  • 碑文谷一丁目町会 3名
  • 向原西町会 1名

計12名

1人ずつ自己紹介をして意見交換会が始まりました。

半分は公務員ですが、ようやく会議ができる人数になったし、協議会を発足させる意向であることを周知させることができました。これも全て防災課の職員さんのお陰。感謝ですー。

3.意見交換会の内容

意見交換会のファシリテーターは防災課の職員さんが務めてくれ、まずは、協議会の目的や業務についての説明がありました。

目黒区の場合、原則では避難所運営協議会は住区(ジュウク)のエリア単位で1つの協議会を発足するようです。
※住区とは、目黒区にしかない自治会で、小学校の学区単位で組織されています(その割に学区と住区のエリアが違うところもある不思議な団体。なぜ目黒区だけにあるのかも不明)。

で、今回協議会を発足させる碑(イシブミ)住区のエリアには、碑小学校と目黒第7中学校(通称7中)の2つの避難所があるため、この2か所の運営方法を決めていかなければならないと説明を受けました。

早速ここで、重要な判断を迫られることに。。。

それは、2つの避難所運営協議会を同時に立ち上げるか、どちらか一方から立ち上げるのかということ。

1つの避難所だけで、最低でも20名ほど会員が必要になるので、当初から私は片方ずつの発足を目論んでいました。理由は、現時点でとても40名の協力者を募るのは現実的でないと感じているから。

「同時に」という意見も上がりましたが、運営協議会発足当初に取り組む内容は、2つの避難所に活かせる基本的な決め事のはずなので、まずは小学校の方からの立ち上げる方向でいかがですか? と促し、結果、碑小学校から協議会を立ち上げることで承認を得られました。(私の中のリトルサイトウが小さくガッツポーズをしたのは言うまでもありません)

文字にするとさらっとですが、ここまでで1時間強。決めたことが少なすぎますが、初回はこんなものでしょう。

次回、第2回目の意見交換会この協議会の会長を決めることを目的に集まることになりました。

今回は参加されなかった碑小学校と7中のPTA会長には、次回から出席してもらうように呼び掛けてもらうこととして、第1回目の意見交換会は終了しました。

4.今回の感想

行政は、避難所運営協議会の運営には距離を置こうとしています。理由は、あくまでも自主防災組織なので、自治体が介入しすぎると「結局役所がやってくれるんでしょ?」と思われて、運営が停滞するからだそう。

確かにそうですが、避難所運営は自治体と密に連携が取れた方がいい組織のはずなので、大規模災害が起こるまでは、思いっきり協力してもらおうと思います。

現時点では防災課だけですが、高齢者支援や教育委員会といった組織も関連があるはず。向こうは縦割りなんで、コッチがそれを横断して情報を共有できれば、いい組織ができそうな気もしています。

次回の会議で会長を決めることになりますが、会議内でちゃんと決まるのか・・・。また、次回ご報告します。

避難所運営協議会を立ち上げるまでの手順(まとめ)

  1. まずは地元の防災課に電話し、資料を貰う
  2. 地元で既に同じ活動をしていそうな人を探す
  3. 活動している組織から、運営方法を学ぶ
  4. 仲間集めは行政に頼る

つづきはコチラ→【第5章】~会長の選任~|第2回意見交換会

斎藤啓之

執筆者:斎藤啓之

1980年生まれ
両親の出逢いはテニスコート。男3人兄弟の長男で、3世代で暮らし、友だちから「サザエさんのウチみたい」だと言われるような家庭で育つ。
料理は全く出来ないが調理師免許を持っており、味噌が変わると判る味覚をもつ。
剣道の有段者なので、棒で人を叩くと逮捕される。
趣味は、高3の秋から始めた野球。甲子園を目指したことの無い野球人。
ほとんどの人にA型?と聞かれるO型。

最近書いた記事

コンテンツの説明書

コンテンツの一覧

よく読まれている記事

SNSもCHECK!

twitter facebook