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2017.10.19 【マンション防災】ケガ防止だけじゃない??窓ガラスに飛散防止フィルムがマストなワケとは!?

こんにちは、未来防災課のさいとうです。

今回もマンションの防災について考えてみたいと思います。

一般的には、大きな地震が起きても、マンションは倒壊リスクが低いと考えられています。

そのため、小学校などの各避難所は、基本的にマンション居住者の避難を想定していません。

もしも、高層マンションの居住者が、ドドッーっと避難所へなだれ込み、生活を始めてしまうとキャパオーバー。避難所から避難したくなるような状況になってしまうのは、行政が小声でも言えない事実です。

マンション居住者のみなさんだって、好きで避難所生活したい人なんていないはず。出来ることなら、生活の基盤は自宅であって欲しいですよね!?

そのように思うなら、いくつかの準備が必要です。

「何かを得ようとするなら、それと同等の代償が必要!」 ボクはそれをエドワード・エルリックから学びました。

被災後も自宅マンションで生活を続けられるための準備として、今回は「窓ガラスを守る」ことについて 考えみたいと思います。

窓ガラスを守ることはナゼ重要か!?

明るい部屋ほど大きな窓が付いているもの。

部屋の窓ガラスには飛散防止フィルムを貼りましょう!! とは、東京防災にも書いてある防災方法です。

かなーり面倒くさいのに、ナゼ飛散防止フィルムを貼るのが大事なのか!? 理由は大きく2つです。

  • 割れたガラスでケガをしないため
  • 地震の後も、自宅で生活できるようにするため

1つ目のケガ防止は簡単に想像できると思いますが、

「夜しか家に帰らないし~」
「ガラス踏まないように、気を付けて歩けば大丈夫でしょ?」

的な発想からでしょうか? 飛散防止フィルムを貼っていないお宅がほとんどのはず。

そう思う気持ち、わかりますよ~。わかりますぅ~。

でもね、後悔先に立たず。

面倒くさいけど、飛散防止を貼ると何が良いのか? その理由を深堀していきましょう。

足の裏は絶対に守ろう!!

「体の中で、鍼(ハリ)を打ったら一番痛いところってどこなの?」

鍼灸師の友達に聞くと、

「指先かなぁ。あとは足の裏!」

と教えてくれました。

指先は言わずもがな、足の裏も確かに敏感な部位ですよね。靴の中に石があるだけで、気になってしょーがない。わざわざ立ち止まって取り出してみると

「え?こんなに小さい石だったの・・・?」

と思うのは、誰もが経験するあるあるのはず。

バラエティー番組で罰ゲームの1つとしてお決まりの足つぼ。繊細な感覚をもっていることは間違いない足の裏、下手なところをケガできません。

そんな繊細な足の裏で、鋭利に割れたガラスを踏んでしまったら・・・。ギャーーー。考えるだけで身の毛がよだつ・・・。

足の裏をケガしてしまうと、避難が急激に難しくなってしまうんです。1歩1歩に激痛がともないます。その痛みに耐えながら、走って避難しないと火に囲まれて死んじゃうかもしれません。逃げ切っても、なかなか座れず、立ちっぱなしの状態が続く可能性だってあるかも・・・。

そう。足の裏をケガすることは命に関わる問題だと、真剣に受け止めてもらいたいのです。

「ガラスを踏まないように、気を付ければ大丈夫・・・」 これはきっと不可能。だって、家じゅうをひっくり返されたように物が散乱したら、気を付けようがないもん。

足をケガしないように室内に靴を用意しておく方が良いと言われるのもそのためです。

「捨てはしないけど、あんまり履かないスニーカー」があれば、インテリアを乱さないようなオサレな箱に入れて、寝室にでも置いておきましょう!

ガラスが割れたままだと困ることって??

「ガラスが割れても、生活出来るんじゃない?」

と感じる人もいると思います。確かにそうかもしれません。でも、もっとちゃんと想像してみましょう。

例えば、ガラスが割れてると、防犯できません。玄関のカギを閉めて出かけても、窓ががら空き。本末転倒。

部屋に帰ってみたら、知らない人とこんにちは・・・。ってなったら、怖すぎですよね・・・。

そんな部屋に貴重品は置いておけないし、特に女性は1人で帰ることも出来ません。(ガラスが割れてなくても、震災後は女性は1人では絶対に出歩かないようにしましょーね!)

それに、ガラスがないと、虫とかジャンジャン入ってくるかもしれません。生活できるうんぬんじゃなく、イヤじゃないですか?? Gがウヨってても寝られます??

網戸を閉めないで窓を開けっぱなしにすることって、普段はないとおもいます。ガラスが割れるということは、 網戸を閉めないで窓を全開にしている状態が何日も、何日も続くということ。虫は入り放題。ここで生活したいですか?

ガラスがないだけで、自宅で生活しよう!なんて、微塵も思わなくなっちゃうんです。すごいですね、ガラスって。年末になったら、ちゃんと洗ってあーげよー。

せっかく倒壊リスクの低い頑丈な建物で生活をしているんですから、マンション在住の人は、より安全で落ち着ける自宅という空間を、何とか守り抜くことが重要だと考えてください。そうすると、おのずと飛散防止フィルムの存在が大切になってきませんか??

まとめ

飛散防止フィルムを貼ることで、得られるメリット

  • 足の裏をケガするリスクが減る→避難が困難になる状況を防げる
  • 地震後も自宅で生活が出来る可能性が高まる
  • (防災関係ないけど)タイプによっては紫外線を低減できる

飛散防止フィルムを貼ることのデメリット

  • お金がかかる
  • 面倒くさい

ちゃんと天秤に掛けて、備えるかどうか決めてみて下さい。

ガラスが割れてしまえば、カラスが数少ない食料を荒らしに入ってくるかもしれません。

悲惨な思いをしたくなければ、飛散防止フィルム貼っておきましょう!

最後は驚きの親父ギャグ2連発! ではまた。

斎藤啓之

執筆者:斎藤啓之

1980年生まれ
両親の出逢いはテニスコート。男3人兄弟の長男で、3世代で暮らし、友だちから「サザエさんのウチみたい」だと言われるような家庭で育つ。
料理は全く出来ないが調理師免許を持っており、味噌が変わると判る味覚をもつ。
剣道の有段者なので、棒で人を叩くと逮捕される。
趣味は、高3の秋から始めた野球。甲子園を目指したことの無い野球人。
ほとんどの人にA型?と聞かれるO型。

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