石川県能登地方を震源とする地震により被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。一日でも早い復興を祈っております。
復興に向けて、地震保険の請求を進めていくと思いますが、保険会社は、全件現地での損害調査を行うことが基本路線です。
被害を受けたエリアが広範囲に及んでおり、調査まで時間がかかってしまう可能性が高いはずです。その為、先行して片付けや復旧作業を実施しても問題はございませんが、以下のような注意点がございます。
- 片付け・修理に伴う見積書や領収証のご用意は不要です。
- 建物を修理する場合は「柱」「基礎」「屋根」「外壁など」(構造により若干の違いがあります)を修繕する場合には、被害状況が確認できる損害箇所の写真を残すようにしてください。(修繕を行う業者さんも写真を残すことに協力いただけると非常に助かります)
- 家財を片付け、処分される場合には、「片付ける前の状況写真」や「処分する物の写真」を残すようにしてください。被害品それぞれの価格などは調べる必要はございません。
- 写真撮影を失念された場合には、損害状況のヒヤリングや周辺状況を照らし合わせ、保険の対象かどうかを総合的に判断されることになります。写真に比べ、査定に時間を要する可能性はあるとの事ですが、申請ができない訳では無いので必ず申請を行ってください。
- 地震保険の請求を代行する業者が現れますが、法外な手数料の支払いを求められる可能性があります。ご自身で保険会社や代理店に連絡をすれば、手数料はかかりませんので、決して代行業者に依頼しないように皆さまで注意をしあってください。
ご不明点や詳細につきましては、保険を加入している代理店や保険会社にお問合せください。
注意:共済に関しては、調査のルールが異なる可能性がございますので、あらかじめご確認ください。