未来防災課のさいとうです。どもです。
以前、避難所と避難場所の違いについては触れさせて頂きましたが、(似ているけど全く異なる「避難場所」と「避難所」の違いとは?)みなさんは被災をしたら避難所で生活するんだろうなぁと、なんとなーく思っていませんか?
なんとなーくでもそう思っている方に避難所の実態をレポートします!
あなたはこれでも避難所で生活しますか?
避難所生活ではプライベートがありません。これは良く聞きますし、想像も出来ると思います。
想像出来るものを深堀りしていきましょう。
ちゃんと眠れない
そろそろ寝ようと思っても、いびきや赤ちゃんの夜泣きで思うように寝られません。
昼間に寝ようとしても、実は暇じゃありません。高齢者や子ども以外の全ての人に、何かしらの役割が与えられるはずです。働かざる者何とやら。それが共同生活の掟。何もしない訳にはいかないですよね。
洗濯物は干せるのか?
これは女性の悩みになりますが、下着とか普通に干せますか?
避難所にはスペースに余裕がありません。1か所に共同で干す以外の場所が無いことが通常だと考えていた方が良さそうです。
知らない人がウロウロ出来るような場所に洗濯物を干すことって出来るでしょうか?
汚れたトイレを使えるのか?
トイレが混みます。数が足りないから。災害時用のトイレって、学校に2、3基しか設置する場所がありません。
しかも、そのトイレの汚れ方がハンパないんです。臭いもそう。虫だって湧くかもしれません。とても写真は載せられません。
でも、そんなトイレで用を足さなきゃならないかもしれません。
顔を合わしたこともない人の隣で生活をすること
最近、変な事件とか多いよね~って会話したことありませんか?
普段は生活を共にしないから分かりませんが、避難所生活だと今にも犯罪者になるかもしれないような人とも、一緒に生活をしなければなる可能性だってあります。
みなさんの隣にそんな人が寝泊まりするかも知れません。たとえ周りにたくさん人がいたとしても、それは恐怖ですよね。
ここに挙げたのは問題の一部です。もっと過酷な状況が避難所生活を送ると体験することになるはずです。しかも、それが毎日続きます。
避難所に行かないという選択肢持ちませんか?
話しは最初に戻りますが、そもそも震災が来たらなぜ避難所で生活をしなければならないのでしょう?
避難所は、被災したことで自宅での生活が難しい人たちが生活をする場です。だとすると、自宅で生活が続けられれば避難所で生活しなくたっていいんです。
自宅で生活出来れば、共同生活よりよっぽどぐっすり眠れるし、洗濯物を干すのも気楽。トイレだって流せないかもしれないけど、家族で使う分には全然問題ないし、すぐ隣に全く知らない人がいることも無い。何より、プライベートがあります。
被災後でも自宅での生活を希望するなら、震災が来ても生活できるような準備が必須。
因みに、生活できるような準備って食料だけではないので勘違いしないでくださいね。
水・電気・ガスが全て止まったら、どのように生活をするのか対策を練らなきゃいけません。
窓ガラスが割れれば、虫も入ってくるし、戸締りが出来ないから防犯の面で不安になるので、割れないようにフィルムを貼るのも大切なこと。
正直、結構めんどくさいです。
それが面倒なら、避難所生活を受け入れるしかないかも知れません。
どちらが良いのか、震災が来る前の今だから選べます。
まとめ
漠然と考えている避難所生活はただの共同生活と違います。
いつまでその生活をしなければいけないのか分からない状況で、様々なストレスから耐えられるでしょうか。
全員が疲れていて、イライラしている共同生活。みなさんはそこで生活することになっても平気でしょうか。
テレビなどではあまり報道されていませんが、強姦なども避難所で起きている事実はあります。震災後のニュースでは美談ばかり流れていましたが、事実はそうです。そりゃそうですよ。人を殺めるような人間のニュースが毎日流れる国なんですから。
避難所生活中のトラブルが嫌なら、いっそのこと避難所に行かなくて済むように今準備することをお勧めします。