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2015.01.31 グラッときたら、、地震発生後の大切な行動を3つに分類して考えてみた 【1.地震発生中】

こんにちは。さいとうです。

2011.3.11  14:46

私は、会社のオフィスでお客様と電話をしていました。

「地震ですね。気をつけて下さいね。それでは失礼します」

ガチャン

電話を切った後から、もの凄い揺れに襲われました。

揺れが大きくなってきたので、デスクの上のファイルが散乱しないように抑えていました。ふと、後ろを振り返ると、会社の代表である父はもう既にバイクのヘルメットを被っているじゃないですか。

そうこうしているうちに、更に揺れが大きくなったので、私は建物が崩れる可能性を考え、玄関付近移動し、そこからオフィスの倒れそうなキャビネットを抑えて、揺れが収まるのを待ちました。

これが、その時の私の行動です。

残念です。我ながら残念の極みです。このままの私が首都直下地震を被災したら、助からない可能性が高そうだと今なら思います。だって、自分よりキャビネットを守ってるんですもん。

でもね、同じようにしてた人って多いと思うんですよ。きっと。

ではでは、どうすれば良かったのでしょうか??


地震が発生してから、避難までの状況を3つに分類

とんでもない地震に襲われたら、パニックになるに決まってます。

だから、少しでも分かりやすく整理しておきましょう。

という事で、ざっと状況を3つに分けてみます。

  1. 地震発生中
  2. 地震がおさまった直後
  3. 地震発生から20分間

 時間軸でカテゴリーを分けて、それぞれの時間帯のよりよい行動を考えていきましょう。

1.地震発生中

まさに揺れの最中。この時の正しい行動は何でしょうか??

「机の下に隠れ、身の安全を確保する」
「ソファやベッドのすぐ横で、小さく身をかがめる」

これが正解。

誰でも知ってる。けど、ちゃんと出来ないやつ。

テレビとか抑えてたらダメなんです。
本棚とか抑えててもダメなんです。

揺れてる最中にPCを開いて、今の震度はいったいどれくらいだったんだ??なんて調べてもダメなんです。(これ、私の実話です。揺れている間には、いくらyahooニュースといえども震度の速報はありませんでした。まさにパニック状態の行動のよい例)

本当に大きな揺れになったら、思った通りにはいきません。その時には、机の下に隠れるなんて、きっと不可能です。だから、その前に安全を確保することが大切。

そして、とにかく頭を守ってください。

机などの下に潜り込めない場所の場合、家具などが倒れてきたときに直撃を避けるため、その部屋にある椅子の背もたれの高さより頭を低くする事で少しでも安全を確保しましょう。

ただし、

マンションの高層階に住んでいる人は、必ずしも机の下に隠れることが正解では無い可能性もあります。

高層階のお宅では「地震で全ての家具が部屋の中心に集まっていた」なんて話も聞きますし、被災された方は「聞いてはいたけど、本当にテレビが飛んできた」と仰る方もいます。

要するに、固定していない家具が全て凶器になりかねないのです。だとすると、物があまり置いていない場所(廊下やトイレ)に逃げた方がいい場合もありそうです。

「机の下に隠れる」というのは、むかーしからある防災のキホン。今と生活環境が全く異なる頃から言われていることなのです。高層マンションという概念がない時の防災のキホンが、本当に正しいのか??住んでいる方は考えなくてはいけないでしょう。

まとめ

地震発生中にすべき事

  1. 身の安全
  2. 身の安全
  3. 身の安全

とにかく、1にも2にも身の安全です。

地震を感じたら、揺れが大きくなる前に、最悪の事態を想定して、安全を確保しましょう。

本当に大きな揺れに襲われたら、自分の思い通りには行動出来ないことを恐れましょう。

家のどこが安全なのか、家族みんなで考えてみたり、ゲーム感覚で子どもと避難練習をしてみるのもいいですよね。

次回、に続きます→~2.地震がおさまった直後編~

斎藤啓之

執筆者:斎藤啓之

1980年生まれ
両親の出逢いはテニスコート。男3人兄弟の長男で、3世代で暮らし、友だちから「サザエさんのウチみたい」だと言われるような家庭で育つ。
料理は全く出来ないが調理師免許を持っており、味噌が変わると判る味覚をもつ。
剣道の有段者なので、棒で人を叩くと逮捕される。
趣味は、高3の秋から始めた野球。甲子園を目指したことの無い野球人。
ほとんどの人にA型?と聞かれるO型。

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