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2017.03.23 LINEの既読マークは災害時のため!? 災害時のホットラインとして作られたLINEの使い方を知っておこう

未来防災課のさいとうです。こんにちは。

東日本大震災の時にはまだ世の中に無かったモノで、今ではみなさんにとって当たり前になっているLINE。「災害時でも役立つサービスを作りたい」という願いが込められて開発されていることは、きっとあまり知られていないでしょう。

LINE

LINEの様々なサービスは、どのように災害時に役立つのか。その使い方をまとめてみると、知ってるはずの使い方なのに目から鱗でした。

要チェキラ!!

何故「既読」マークがつくのか?

震災時に真っ先に気になる事それは「家族や友人の安否」です。

東日本大震災の時は、東北はもちろん関東でも電話がなかなか繋がらなかったので、安否確認が出来ず不安な時間を過ごしたのを覚えている人は多いはず。

こんな不安を解消する為に付けられたのが「既読」マーク。

たとえ相手と連絡が取れなかったとしても、LINEが既読になりさえすれば、取り合えずの安否確認が出来ます

過去には既読スルー(もう死語?)でゴタゴタもありましたが、災害時は既読した事が分かるだけで十分なんですね。正に災害時の為の機能と言えます。さすがLINE!

今ドコにいるかをすぐに案内出来る「位置情報」機能

震災時に気になること2つ目。それは「家族や友達が今ドコにいるか?」 ということ。

自分が気になるのであれば、相手も自分の事を気にしてくれているはず。

たとえ、土地勘の無い場所で被災をしたとしても、LINEにかかればあっという間に自分の位置情報を相手に伝える事が出来ます。

1.伝えたい相手とのトーク画面で左下の「+」をタップ

2.メニューから「位置情報」をタップ

3.GPS機能をONにしていれば、地図上に現在地が表示されます。「この位置を送信」をタップすれば相手に自分の現在地を送信できます。

仕事が外回りだと、何処で被災したのかを家族や会社が把握するのは困難でした。それをLINEは超簡単な方法で解決してくれています。これって、ホントに革命!

上司とLINEで繋がるのは嫌ですが、会社のセーフティーネットとして最上級に優秀な機能です! ちゃんと導入・活用しないのって、ホントにMOTTAINAI。

「ノート」で家族の決まり事を明確に

「あれ? 避難場所って○○小学校じゃないの?」
「前に○○公園だって言ってたじゃん!」

と言った具合に、家族でバラバラに認識していそうな避難場所や避難所についても、LINEを使えば簡単に確認出来ちゃいます。

1.トーク画面右上のノートをタップ

2.右下の鉛筆ボタンをタップして、メッセージを入力

3.位置情報ボタンから設定すれば、避難場所の地図もアップ出来ます

これで、避難場所や避難所を家族みんなで確認出来ます。

人の記憶力を頼りにするより、LINEに任せちゃえば間違いありません。しかもいとも簡単に出来上がり。

地震が来る前だからこそ出来る確認作業です。ぜひ、家族LINEなどで共有しておきましょー。

友達全員に無事を伝える「ステータスメッセージ」

LINEの中で、イマイチ効果的な使い方が分からなかったステータスメッセージ。下手な事を入力すると、めっちゃくちゃさむいと思われてしまうので敬遠していましたが、実は災害時にはこれが役立ちます。

1.その他のページのマイプロフィールからプロフィール設定へ

2.ステータスメッセージをタップ

3.伝えたいメッセージを入力

たったこれだけの3ステップ。

「無事です」とか、「○○にいます」と入力しておけば、いろんな人に無事を報告出来ちゃいます。

一言ボケ合戦の機能だなんて思ってた自分が恥ずかしい。ボケる勇気もないくせに・・・。もう、LINE様と呼ばせて下さい!

緊急時にLINEから届く機能を使う

なんと、災害時に家族や友達に災害時に自分の状況を伝える機能が出来たようです。

大規模災害が発生した際、LINEから送られてくるメッセージを利用することで、簡単に自分の状況をタイムラインで知らせることができるそうです。

  1. LINE公式アカウントから、全ユーザーメッセージが届きます。メッセージは3つの選択制なので、1つをタップ
  2. タップした内容に合わせて、タイムラインへの投稿入力画面が表示され、「投稿」ボタンでメッセージが送れます

災害時にいきなりこのメッセージが来ても、うまく使いこなせないから、年に1度くらいはデモンストレーションさせてくれないかなぁ。

まとめ

簡単に使える機能なのに、震災時にもかなり役立ちそうで驚きました。

家族の無事が分かれば、勤め先から危険を冒してまで無理やりに帰宅する必要もなさそうです。

個人的には、普段LINEのステータスメッセージやタイムラインを全く見ないので、災害時に誰かのメッセージに気付けるかはかなり疑問ですが・・・。

若年層はLINEのタイムラインを見るって話も聞きますが、30代のワタクシはfacebookでやっとでやんす。

そんな人は、LINEから緊急時のメッセージがきたら、facebookなど他のSNSでも自分が無事である事を発信しておこう! と思い出す為のツールにしてみてはいかがでしょうか?

因みに、位置情報の連絡は、MessengerでもChatWorkでも出来ます。プライベートはLINE。仕事はfacebookと使い分けている方も多いと思いますので、会社のセーフティネットにはfacebookのMessengerやをChatWorkを本気で検討してみてはいかがでしょうか?

それにしても、ITリテラシーが低いと、生き難いだけでなく、震災時にも生き残りにくい世の中になってしまったんすかね。

普段、僕らが便利に使っているメッセージアプリ。ちょっと使い方を理解するだけで、災害時に大活躍するツールになるのは間違いなさそうです。

防災って、簡単に出来る方法もあるんですよね。未来防災課はそんな防災をこれからも伝えていきますー。

参照:LINE公式ブログ 災害時に役立つLINEの活用方法

斎藤啓之

執筆者:斎藤啓之

1980年生まれ
両親の出逢いはテニスコート。男3人兄弟の長男で、3世代で暮らし、友だちから「サザエさんのウチみたい」だと言われるような家庭で育つ。
料理は全く出来ないが調理師免許を持っており、味噌が変わると判る味覚をもつ。
剣道の有段者なので、棒で人を叩くと逮捕される。
趣味は、高3の秋から始めた野球。甲子園を目指したことの無い野球人。
ほとんどの人にA型?と聞かれるO型。

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