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2018.09.20 目黒区の小学校に避難所運営協議会を立ち上げよう!【第2章】~組織の設立は順番が大切~

町会防災部の部長の斎藤です。

みうらじゅんさんが作った「マイブーム」って言葉、耳にする機会めっきり減ってしまいましたね。それもそのはず、既にこの言葉のブームは過ぎて2006年ころから死語となっているようです。(参照:死語辞典

そんな話はさておき、わたくし斎藤は、地元の碑(イシブミ)小学校と目黒7中に避難所運営協議会を立ち上げることに躍起になっています。そう、これがボクのマイブーム。

引用:目黒区H.P

さて前回、目黒区の防災課から避難所運営協議会立ち上げの資料は貰ったので、次は仲間探し!! 協議会に最低必要な20名をどうやって集めるかが次の課題。

そこで早速、まずは小学校のPTAにアプローチ!! と試みてみましたが、やめました。

理由は物事には間違えちゃいけない順番があると気付いたからです。そこで、避難所運営協議会を立ち上げよう!の第2章は、どんな取り組み方をしたか?ではなく、取り組みの順序について書きたいと思います。

▼目次

  1. 学校より先に相談する組織があった
  2. 突き進む前に、人の気持ちを考えること
  3. ボランティア組織のタブー
  4. 避難所運営協議会を立ち上げるまでの手順(まとめ)

1.学校より先に相談する組織があった

いざ、PTA!! の前に、協力を求めておかなければならないトコ(組織)があるのを思い出しました。

実は、目黒には町会の他に住区住民会議(ジュウクジュウミンカイギ)という自治会が存在します。目黒区民の間では住区(ジュウク)と呼ばれ、小さい頃から耳にしていたその自治会、実は目黒区にしかないらしい・・・。だから、住区って言っても他では通じないみたい。これはライポンと一緒。

引用:Wikipedia

ライポンとは目黒区と大田区、品川区の小学生が狂ったように捕まえる針の無いハチの俗称。この区民じゃないとライポンは通じない。(余談の余談だが、基本的にハチのオスには針がないことは、意外と知られていない)

さて、話を戻します。住区の範囲は町会よりも広く、小学校の通学区域に合わせて割り当てられています。碑小学校には碑住区(イシブミジュウク)があります。私が所属している碑文谷一丁目町会は碑住区の一部なんですね。

ボクは以前から、避難所運営協議会を発足したいと防災部に訴えてきましたが、その都度「それは住区だなぁ・・・」とか、「住区の協力がないと・・・」とか言われてきたので、ずっと心に引っかかっていた住区。

これは、ボクが突っ走って小学校やPTAに掛け合う前に、挨拶しておいた方がいいなと、ビビビと来ました。

町会の役員の中には、碑住区住民会議の役員をされている方もいるので、「防災部長になったので、ご挨拶に伺う」という名目で毎月の定例会議に出席! これが、正解!!

条件はあったものの、住区住民会議は協力しますとお言葉を頂きました。次は、こちらがその条件をクリアして、我々町会の意気込みをお見せする番となりました。

2.突き進む前に、人の気持ちを考えること

もし、住区へのあいさつがPTAより後になり、避難所運営協議会の発足に向けた動きが、別のルートで耳に入ったら、ちょっとややこしい事になったかもしれません。

どうやら、過去に目黒区は住区に避難所運営協議会の立ち上げ要請をしたようです。立ち上げに至らなかったのは、どうやら町会側に問題があったとか、無かったとか・・・(きっと、あったんだろうね)

世の中には、よかれと思ってやったことが逆効果だったり、余計な敵を作ってしまうことがあります。今回の事がそうなるかは別の話ですが、どうやら町会のような自治組織って、いろいろあるみたいなんですよ。詳しくは知らないし、知らないフリをしている方が利口かなと思っているので首は突っ込みませんが・・・

ボクは、かなり突っ走って進めちゃうタイプなので、前の防災部長から「町会で物事を進めるには、順番が大切なんだ」と耳にタコができるほど聞かされたんです。

あくまでもボランティアの組織なので、誰かの気分を害することを行うと協力してもらえないどころか、足を引っ張られることもあるんだとか・・・

・・・

・・・

・・・

「あ~、面倒くせぇぇぇ~」

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

ふぅ。。。

スタープラチナ、憧れるなぁ・・・

丁度、荒木飛呂彦さんの原画展がやっていたので、心を静めに六本木へ。時間が無かったので入れませんでした・・・くそーーー。

さて、ここで匙を投げるのは簡単です。でも、ボクはしません。なぜならこれがマイブームだから(←もちろん死語)

3.ボランティア組織のタブー

町会の防災部も、住区の防災担当も、避難所運営協議会も、どれも自主防災組織のひとつ。つまりボランティア組織なんです。全て、参画している人の気持ちで運営されている組織なので、その気持ちを逆なでするようなことはタブー。最も気を付けなければいけないこと。

その為に、同じことをするにしても進める手順が重要だということは、知っていて損は無いハズ。良かれと思ってやったことがきっかけで地元でいがみ合うとか、現実にあるんでしょうね。そのせいで「だったら最初からやらない」という選択になっていたとしたら、本当にもったいない。

今回立ち上げようとしている避難所運営協議会は、町会の防災組織でも住区の防災組織でもなく、別の組織です。

新たな個人的懸念点は、その組織同士が日本お得意のタテ割りの組織になってしまうこと。それぞれの組織は必要だとしても、ヨコ並びの関係で情報や活動を自由に横断できる関係をうまく構築できるのか? これはなかなかの課題だと感じています。

自主防災組織ってどこも高齢化しているので、40歳にも満たない若造の意見はどこまで響くのか・・・

悩みの種は尽きなそうです。。。

4.避難所運営協議会を立ち上げるまでの手順(まとめ)

  1. まずは地元の防災課に電話し、資料を貰う
  2. 地元で既に同じ活動をしていそうな人を探す

つづきはコチラ→【第3章】~運営方法を学ぶ~

斎藤啓之

執筆者:斎藤啓之

1980年生まれ
両親の出逢いはテニスコート。男3人兄弟の長男で、3世代で暮らし、友だちから「サザエさんのウチみたい」だと言われるような家庭で育つ。
料理は全く出来ないが調理師免許を持っており、味噌が変わると判る味覚をもつ。
剣道の有段者なので、棒で人を叩くと逮捕される。
趣味は、高3の秋から始めた野球。甲子園を目指したことの無い野球人。
ほとんどの人にA型?と聞かれるO型。

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